トスカーナのピチパスタ。
iciはトスカーナの古いパスタの一種だそうです。 元々は常に新鮮な自家製のパスタで、見た目は長い太いスパゲティのようです。 このパスタは、昔、イタリアの農村の農民にとって重要な主食であった他の多くの種類のパスタと同様に、伝統的に小麦粉、水、塩だけで作られます。 しかし、他のホームメイドパスタと違って、小麦粉は硬いものではなく、柔らかいものを使うことが多く、2種類の小麦粉を使っているものも見られます。
iciはよく「pici Senesi」なんて呼ばれますが、元はSienaから来たと言われているためです。 このパスタがエトルリア時代にまでさかのぼるという証拠があります。 古代タルクィニアの「豹の墓」には、宴会の場面を描いたフレスコ画があり、その中で使用人が不規則な長いパスタの入ったボウルを運んでいます。
Pici pasta with wild boar ragu and ricotta
One pasta lots of names !
ウンブリア州やラツィオ州にも、ピチとほぼ同じ種類の自家製パスタがありますが、名前は違います! 実際、地方によってだけでなく、同じ地方でも県によって名前が違うんです! ピチやその近縁種は、地域や町によって、’pinci’ ‘lombrichelli viterbesi’ ‘pisciarelli’ ‘torcolacci’ ‘filarelli’ ‘lilleri laziali’ ‘ceriole’ ‘stringoli’ ‘raguzzi’ と呼ばれているのを見かけます
Tuscan pici pasta recipes.
iciとは一つのパスタで多くの名前がありますが、地方によって提供の仕方が違うのですね。 トスカーナでは、ピチパスタはカッチョ・エ・ペペや「ピチ・コン・ラ・ナナ」と呼ばれる鴨のラグー料理と一緒に食べることが多いようです。 また、all’aglioneで出されることも多い。 これはシエナ近郊の伝統的なレシピの一つです。 ニンニク、トマト、オリーブオイル、ペペロンチーノをふんだんに使ったソースです。 しかし、アリオーネというのは、この地方のニンニクの種類で、球根が巨大で、普通のニンニクの頭ほどの大きさのクローブが4個ずつしかないもの。 他のにんにくよりもマイルドで、消化が良いのが特徴です。
もうひとつの代表的レシピがピチ・アレット・ブリチオールです。 これはパンをベースにしたソースです! トスカーナ産の薄切りパン、ペペロンチーノ、塩、にんにく、おろしたペコリーノ、そして上質のオリーブオイル(もちろんトスカーナ産!)で作られます。
私が大好きなレシピで、今日もPasta Projectに掲載されているのが、pici all’etruscaです。
私の大好きなレシピで、今日もPasta Projectに掲載されましたが、pici all’etruscaです。これもまたシンプルなレシピですが、今回はゆで卵、ミント、バジル、パセリ、トスカーナのペコリーノで作ったとても美味しいペストタイプのソースを使ったレシピです。
Tuscan pici pasta all’etrusca with asparagus
Handmade or dried?
ピチは手作業で作る場合は長さは3mにもなることが多いです!
Pici pasta All’Etrusca(パスタ オール エトルスカ)
Tuscan pici pasta all’etrusca with aparagus
Tuscan pici pasta all’Etruska(パスタ オール エトルスカ)p
Pici pasta with duck
現在、中部イタリアの多くのパスタ職人は、乾燥ピチも作っているそうです。 実際、私がこれまで使ってきたのはこれです。 これらのパスタメーカーの中にはネット販売をしているところもあるので、探して注文してみるのもいいかもしれません。 私はアマゾンなどで見たことがあります。 そうでない場合は、自分で作ってみることも検討してみてはいかがでしょうか。 このPasta Granniesのビデオを見て、方法を確認してみてください。 ピチは通常、小麦粉500gに対してぬるま湯250ml(軟質小麦粉、万能粉)、塩ひとつまみです。