不妊
子宮外妊娠のリスクを高めるだけでなく、卵管に傷や膿瘍があると、子宮に簡単に卵が移動できないため妊娠しづらくなることがあります。
PIDの女性の約10人に1人が、この症状の結果として不妊になると推定されており、最もリスクが高いのは、治療が遅れた女性やPIDのエピソードを繰り返した女性です。
しかし、米国での長期研究によると、PIDの治療が成功した女性の妊娠率は、他の人々と同じであったそうです。
卵管の閉塞や損傷は、時に手術で治療することができます。
これが不可能で、子供が欲しい場合は、体外受精などの受胎補助技術を検討するとよいでしょう。
体外受精では、女性の卵巣から卵子を外科的に取り出し、実験室で精子と受精させ、受精卵を女性の子宮に植え付けるというものです。
この技術は、自然に子供を授かることができない場合に、妊娠するのに役立ちます。 しかし、年齢やその他の要因によって、成功率は低くなることが多いです。