破傷風は、猫や馬、そして犬でも、傷口が開いていて特定の種類の細菌と接触した場合に発症します。 この病気は筋肉の硬直を引き起こし、放置すると死に至るので、飼い主は破傷風の原因、症状、治療法について知っておくことが重要です。
犬の破傷風とは何ですか?
破傷風とは、犬の神経系に影響を与え、筋肉に異常をきたす感染症です。 顎の正常な機能を阻害するため、ロックジョーとも呼ばれています。 喉や横隔膜に影響を与え、呼吸が困難になるため、死に至ることもある病気ですが、幸いなことに、犬にはあまりない病気です。
犬の破傷風の症状
- 唇が曲がる
- 顎が固まる(ロックジョー)
- 飲み込みにくい
- 垂れる
- 筋肉の硬直
- 難治性
- 破傷風の兆候
- 破傷風の兆候は、顎が固まった状態(ロックジョー)
- 筋肉の震えや痙攣
- 足を曲げることができない
- 呼吸困難
となります。
Tetanus は、それが引き起こす筋肉の硬直によって最もよく識別されます。 特に顎が痛むので、ロックジョーとも呼ばれます。 また、顔や首、足など体の他の部分の筋肉にも問題が生じ、唇が巻いたり、よだれが出たり、歩きにくくなったり、足を曲げられなくなったり、呼吸困難になったりすることもあるのです。 病気が広がって悪化すると、筋肉の震えや痙攣が見られ、歩けなくなったり、呼吸ができなくなったり、食べられなくなったりすることもあります。
犬の破傷風の原因
破傷風はクロストリジウム・テタニという細菌によって起こる病気で、犬が開いた傷口から感染することで起こります。 クロストリジウム・テタニは、他の動物の腸管から糞便を通じて感染するため、土の中に生息しています。 傷口に感染した土や糞が入ることで、クロストリジウム・テタニが繁殖し、蔓延してしまうのです。 そして、テタノスパスミンという毒素を放出し、傷口の周囲の神経に入り込みます。 この神経から毒素は広がり続け、最終的には脊髄と脳からなる神経系の残りの部分にまで入り込みます。
犬の破傷風の診断
破傷風は、通常、犬が経験している症状のみに基づいて診断されます。 クロストリジウム・テタニが傷口に入ってから症状が出るまで10日ほどかかることがあるため、傷口があるとは限りません。
テタニ菌を探すための血液検査もありますが、正確で信頼できる検査ではないので、ほとんどの獣医師は利用していません。
犬の破傷風の治療
破傷風をすぐに治療すれば、症状はそれほど重くなりませんが、放っておくと進行します。 この進行を防ぐために、犬が早期に破傷風と診断された場合、獣医師は抗毒素を投与して、テタノスパスミン毒素の進行を止めようとすることを選択することがあります。 しかし、すでに毒素が神経に及んでいる場合は、抗毒素を投与しても効果はありません。
破傷風と診断された犬には、代わりに毒素を放出しているテタニ菌を殺すための抗生物質が投与されることがほとんどです。 傷口がある場合は、剥離し、徹底的に洗浄する必要があるかもしれません。 感染の程度によっては、輸液やその他の支持療法が必要な場合もあります。
犬の破傷風を防ぐには
破傷風は犬にとって一般的な問題ではないので、定期的に破傷風の予防接種を受けることはありません。
犬の破傷風を予防するには、傷口をよく洗い、縫合や抗生物質が必要な場合は獣医の治療を受けることです。