犬の膣過形成・脱出
膣過形成・脱出は、膣部から突出する腫瘤を指します。 この症状は、液体を含んだ組織(浮腫)と似た性質があります。 重症化すると、正常な排尿ができなくなることがあります。 膣過形成はすべての年齢の犬が罹患しますが、若い動物に多くみられます。
症状と種類
1型の過形成は、外陰部自体から出ていなくても、わずかに突出しているときに起こります。 一方、2型の過形成は、膣の組織が実際に膣口から出ている場合です。
この病気では、膣をなめる、交尾を嫌がる、排尿痛がある(排尿障害)などの症状がみられます。 しかし、これらの犬種は、この症状に悩まされる可能性が高いです。
診断
身体検査の際、動物の外陰部から丸い塊が突き出ていることに気づくかもしれません。 膣の検査は、症状の重症度と種類を決定するために行われます。
治療
治療は通常、外来で行われます。 突出した腫瘤がある場合は、その部分を清潔に保ち、排尿障害がよく見られるので注意することが大切です。 再発率は高く、66~100%の動物が、治療後に病状が再発します。
生活と管理
動物が排尿できない場合、これは重大な病状の兆候なので、すぐに治療する必要があります。
予防
この病状に対する現在の予防法はありません。