1年間に550万人もの人が、胸の痛みで医師の診断を受けるといわれています。
以下では、胸の痛みと頭痛の両方を同時に引き起こす可能性のあるさまざまな症状について説明します。
不安やパニック発作
米国不安・うつ病協会(ADAA)によると、不安は頭痛と胸の痛みの両方を引き起こすことがあります。
パニック発作はしばしば心臓発作に似ていると感じ、人の不安をさらに高める可能性があります。
- 胸の痛み
- 息切れ
- 速い鼓動
- めまい
- 発汗
- 震え
- コントロール不能感
パニック障害は警告なしに自然に発生したり、ストレスに満ちた出来事の結果発生したりすることがあります。
片頭痛
片頭痛は、通常、頭の片側に激しい痛みを引き起こす頭痛の一種です。 2014年に行われた小規模な調査では、一般的ではないものの、胸の痛みも片頭痛の症状である可能性が示唆されています。 片頭痛で胸痛が起こる場合、抗片頭痛薬で痛みを和らげることができるようです。
片頭痛の他の症状としては、以下のようなものがよく挙げられます。
- 片方または両方のこめかみのあたりの痛み
- 片方または両方の目の後ろの痛み
- 吐き気または嘔吐
- 光や音に敏感
- 点滅する光を見たり視力を失うことができるオーラ
実際に頭痛がなくてもオーラと他の症状を持つ片頭痛を体験することは可能です。
ADAAでは、片頭痛と、全般性不安障害 (GAD)、パニック障害、心的外傷後ストレス障害 (PTSD) などの不安障害との間に関連がある可能性を示唆しています。
ループス
ループスは、免疫系が他の健康な組織を攻撃してしまうような、自己免疫疾患です。 心臓を攻撃し、胸の痛みを引き起こすことがあります。
ループスのその他の症状には以下が含まれます:
- 発熱
- 食欲不振
- 視界不良
- 神経症状
非関連原因
人が2つの非関連条件または問題を経験するかもしれないということはあり得ます。 この場合、1 つの条件は頭痛を引き起こし、もう 1 つの条件は胸の痛みを引き起こします。
たとえば、脱水は誰かに頭痛を引き起こす可能性があります。
たとえば、脱水が頭痛の原因となり、上気道感染症が胸痛の原因となることもあります。 どちらの症状も医師の診察が必要です。
その他の考えられる条件
上記に加え、次のいずれかの条件で、胸痛と頭痛の組み合わせを経験することもあります。
- fibromyalgia
- carbon monoxide poisoning
- subarachnoid hemorrhage
- a peptic ulcer
- sarcoidosis
- stroke
- pneumonia
- tuberculosis
- costochondritis